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はじめに
元喫煙者+生活環境で放置したことで、ヤニと埃まみれです。
終段基板上部の蓋は放熱のためのスリットが入っており埃をもろにかぶっています。
そこですべての部品を外しクリーニングします。
(そのほかの基板はそこまで汚れていないためここまでする予定はありません)
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今回使用するツールやケミカルです。
(IPA、手動半田吸い取り器、自動半田吸い取り器、半田吸いとり線)
自動半田吸い取り器は少々高価ですが一度使用するとやめられないです。
本当に便利ですし、アンプのように古い機器は基板が傷みやすいですし、素子も破壊してしまうと交換品がもう見つからないことが多いです。自動半田吸い取り機は最短時間で吸い取りを行います。吸いとり線+手動吸い取り機でも根気があれば大丈夫ですが、アンプ1台に限っても相当根気が必要ですよ・・・
私はもう手放せません😂
それでは早速行ってみましょ~
クリーニング
準備
全ての素子を取り外します。
埃でうっすら白くなっています。ヒートシンクの跡で汚れ度合いがわかりますね。
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吸いとり線と自動吸い取り機(妻からの誕生日プレゼント)の組み合わせですべての部品を外します。 |
すべて外しました。 |
いい入れ物が見つからないので灰皿で代用・・・ |
基板が反っています。そりを戻すか悩みましたが気にしないことにします。 |
中学生の頃に数か所手を入れているのですが傷だらけです・・・
それにフラックスを使用した記憶があるのですが、拭きとらずそのままのためベトベトです・・・
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いざクリーニング!
IPA(イソプロピルアルコール)でクリーニングします。
基板の右半分だけクリーニングしました。表面はわかりにくいのですが裏面は差がわかりやすいですね。
クリーニング後のパターンを眺めてみると中学の頃のガサツな半田使いでパターンが剥げてしまっている部分が数か所あります・・・
課題
このような個所は周辺のレジストを削り取り、ランドを拡張してやります。
PCBを一から作り直すのもありですね()
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取り外した素子
中学の頃に一部オーディオグレードの物に交換しておりますがすべてオリジナル品に戻します。
(残しておいてよかったああああ)
オリジナルに戻すのはこのキャパシタと抵抗(10Ωと68Ω)ですが・・・ |
オリジナルの68Ωが1本足りません。(4本あるはず)
ストックケースを凝視してみると・・・
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( ゚Д゚)!?!?!?!?!!?
5Wサイズの抵抗が一本転がっていたのは気が付いていましたが・・・
抵抗値を見るとこれっぽいですね。
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そういえば
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思い出しましたよ
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中学のころアンプ内から発煙し、原因調査中にこの終段の68Ωが一本はじけ飛んでいることに気が付き、手持ちの5Wをぶち込んだ記憶があります・・・
(その後さらにオーディオグレードの抵抗に置き換えてあります)
本来は難燃性の金属皮膜ですが、これはセメントですね・・・orz
自分のガサツさがシンジラレナイ
ということで、不本意ながら68Ωは中学の頃交換した茶色のオーディオグレード抵抗を再使用します。
(しゃーなし)
抵抗値の測定は生死判定と、トランジスタとの組み合わせを決めるためです。
終段のトランジスタの特性が揃えられない場合、組み合わせる抵抗を工夫し特性差を少しでも埋めようという発想です。
(ただの悪あがき)
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今回は以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました!
ご指摘や疑問点等ございましたら是非コメントをよろしくお願いいたします!
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