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はじめに
終段などの構成ごとにメンテナンスを行っていきますが、その前にM-1000に使用されている全半導体素子のチェックを行います。(今後のやる気につながる)
回路図は動作説明と合わせて後日紹介させていただきます。
チェックは簡易的に以下を行います。
・BPトランジスタ:VbeとhFEの測定
・FET:Vgsの測定
・ツェナー:降伏電圧測定
・温度補償バリスタダイオード:順方向電圧測定
・温度補償バリスタダイオード:順方向電圧測定
電子部品のチェックはこのチェッカを用います。一度使い始めたら手放せません。
素子チェック
終段
C968/A2238とC2706/A1146*2のダーリントンPP構成です。 |
R,Lch共に素子は生きているようですがQ210のhfeがかなり低かったり上下アームのバランスが悪いです・・・ 対応は検討中です。
Q210とQ208のパッケージが他と異なるのは、中学生の頃に交換したためです。取り外し品は保管してありましたのでチェックしてみたところ次の写真のように、
2つともEが解放、B-C間短絡?で破損しておりました・・・
原因は不明ですが、中学の頃、何かの配線を”わざと”GNDへ短絡させ、どこかを発煙させ、Q210とQ208を交換した記憶があるため、この
愚行
短絡が原因と思われます。基板パターン(初段のGND)が次の写真のように焼損しているため、当時何をやらかしたのか推測できそうです。
面倒くさいので
また今度推測してみます。
D201/D202はQ203/Q204の温度補償バリスタダイオード(STV2H)です。LchのD201のリードがヘンですね!!一体どうなっているのでしょうか!!!
初段
お次は初段の半導体です。こちらはLch,Rchともに問題なしです!!!
よかった・・・
初段のhFEペアの話は後日させていただきます。 (写真だとアンバランスなペアがあるように見えますが問題ありません) |
初段の中でもQ101/Q102の2SK150が無事だったことが本当によかったです・・・
ほぼ手に入らないor
馬鹿
高いので・・・
ちなみに、Q103がC2240、Q105とQ107がC1775A、Q109とQ111がA872Aです。C2240も最近はプレミア感が増してきましたね。C1775A/A872Aは言わずもがな。
プロテクタ
お次はプロテクタの半導体とスピーカーリレーです。(スピーカーリレーで呼称あっていますか・・・? ミューティングリレー?保護リレー????)
保護回路はQ501のHA12002が担っています。Q501がQ502を駆動し3つのリレーを制御します。D501はHA12002の電源生成用ツェナーです。HA12002とツェナーのチェックがまだできていません。(30V以上の安定が電源が必要・・・持っていない・・・) |
ちなみに
HA12002の
監視内容は下記3つのようです。
1.アンプ筐体内部の雰囲気温度
2.Lch,RchのDC成分
3.トランス出力電圧の電圧値
3はよくわかりません・・・。
リレーの即断(大容量キャパシタの放電を待たずスピーカを切り離してやる)目的と推測しましたが合っていますでしょうか? 諸先輩方、教えていただけると幸いです。
電源
最後は電源回路の半導体チェックです。電源は3系統あります。その内2系統が安定化されています。
初段用電源(多分ですが正負70V)の負側生成用トランジスタ(Q804:B686)がダメでした・・・ |
同一トランジスタにこだわらなくてもいいのですが同じものが手に入ったので交換します。
このように正しくチェックできません。一応PNPのダイオード表現になっていますが・・・断線でも短絡でもない故障モードですね。どんな壊れ方してるんだこれ・・・
ツェナーのチェックは先述した通り、30V以上の電源が必要なため後日チェックします。
(冬のボーナスはよ来い来い!!!)
|
そういえばGNDに短絡させた話ですが、この結果から初段の負側が絡んでいるかもしれませんね。
今回は以上です!
最後までご覧いただきありがとうございました!
ご指摘や疑問点等ございましたら是非コメントをよろしくお願いいたします!
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