【Pioneer】M-22 2台目 トホホな再塗装【9回目】

2021/06/08

t f B! P L
このアンプのまとめページはこちら


ついに塗装までこぎつけました・・・
この塗装のために日程調整を行っていた関係上、投稿間隔が空いていました。

塗装は生まれて初めてです。途中で心が折れそうになりました。
その過程をご覧いただきましょう!

まずは使用したケミカルを紹介します。
左から塗料(艶消しブラック)、塗料(シルバー)、下地、塗装剥離剤です。パテは使用していません。

アルミは下地が重要との下調べがありましたのでアルミがOKなプライマーを購入しました。
全て近所のホームセンターで手に入れました。ヒートシンク、トランス、フレームの3つを塗装するのですが下地と剥離剤は足りませんでした。下地は写真のアサヒペンのでバッチリでした!
剥離剤は写真の物では量も剥離力も足りませんでしたので後ほど液体の物を購入しました。友人曰はく「ガスケットリムーバー最強」とのことでした。実演もしてくれましたが確かに塗装剥離剤よりよっぽど剥離力ありました。次回があれば試してみます。

さてさて、塗装の手順ですが下記の手順で進めていきます。
1.塗装の剥離
2.洗浄
3.研磨
4.脱脂
5.下地
6.本塗り

まずは剥離作業ですがこれがなかなか剥離してくれません。この写真では無理やり金属ヘラで擦った状態です。

作業終盤で気が付いたのですが剥離剤を塗る前にヤスリやワイヤブラシでしっかりと傷をつけておくとペリペリと塗装が剥げます。そうしないと、塗装が多少柔らかくなるだけなので硬いヘラで擦り落とす必要があり、めちゃめちゃ体力を使います。

先ほどの写真はフレームの剥離作業ですが2層の塗装になっていました。余計に剥離が大変です。1層目はこの写真のようにフレーム下部用の黒色塗装です。多分マスキングを行わず一気に黒を塗り、下部だけマスキングを行いグレーを重ねた感じです。

トランスは底面のインレタを残したいのでマスキングしてやります。

底面以外を剥離しましたがすごい錆です・・・

剥離後は塗装カスがスゴイイのできれいに洗い流します。そして研磨に入ります。
上記のトランスのように素材の腐食は先に取り除いておかないと結局塗装が浮いてしまいます。塗装は錆止めも兼ねているためその意味でもしっかりと錆を落としておく必要があります。

カップブラシで力いっぱい磨き錆を落としました。この後#200~300のサンドペーパで磨きました。
腐食を取り除いたら傷をパテ埋めするのですが面倒なので梅雨で時間が空いてしまい早く完成させたかったので端折りました。

フレームの研磨前です

研磨後です。黒いすすは削りカスです。

ヒートシンクとヒートシンクカバーの研磨後です。

研磨後はマスキングと脱脂を行いいよいよ下地塗装に入ります。脱脂はパーツクリーナーで行いました。ホームセンターにシリコンオフが無かったので・・・

しっかりマスキングを行いました。

下地も本塗りも薄く何回かに分けるのがポイントです

カバーは非常にきれい(純正とそん色ないくらい)の塗装が出来ています(手前のカバーだけですが)
奥のカバーはこんなまだらに・・・
何故かといいますと・・・
今考えたらなんて愚かなことを!といったことをやらかしてます・・・
下地を塗った際に垂れてしまったのでキムワイプで軽くふきあげ再塗装したのです
( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
そしてこの有様です。本来であれば剥離からやり直しです・・・

ヒートシンクは厚塗りで見事に垂れていますorz

再塗装のためにヤスリ掛けしました。本当は剥離からやり直したほうがいいです。

よく見るとヒートシンクには塗り残しもありました・・・

垂れた部分はヤスリ掛けして・・・

再塗装しました。やはり剥離からやりなさないと下地の粗さが出ます。元よりはましですが・・・

トランスを塗装します。現代アートみたいな光景ですね。

トランスは失敗なくきれいに塗装できました!

フレームは下部を黒に塗装します

下部以外はシルバーにしました。(本人はこれが純正色と同じだと思って塗装しています)

フレームもしっかり垂れました

手が当たってしまった部分もあります・・・

再塗装を試みパーツクリーナーで半乾きの塗装を拭いたので消しカスのようなぶつぶつが・・・・・・・・ひどすぎる・・・

フレームは色のチョイスも塗装も完全に失敗です。太陽のもとでは目がつぶれてしまいそうなほどギラギラしていますorz
手間がかかるので色々な意味で目をつぶろうかと思ったのですが再塗装します。

ヒートシンクカバーで再塗装が難しいことを経験したので、徹底的にやすりで磨きました。#240=>300=>400=>600で磨いています

色はライトグレーを選択。この時点ではいい感じの色!と思い込んでいます。塗装自体は超綺麗です。
オリジナルに重ねてみると明らかに色が明るいことがわかりますねorz

と、まぁ本当に手間がすごいかかるので途中であきらめかけたのですがやり切りました。
いや~~めちゃくちゃ綺麗!!!!


組み合わせるとこんな感じです。

びふぉー

あふたー!!!!!!!!!

インレタは後日オーダーメイドで作ってみます。
塗装は以上で完了です!次回はいよいよ組み戻しです!

(え?もうすでに組み戻されているじゃんって?それは目の錯覚です)
M-22まとめページはこちら
全投稿のまとめページはこちら

中の人

自分の写真
モノ作りが好きです。GUIアプリの作成からアナログ回路まで手当たり次第です。 アンプの修理を紹介するためにブログを始めました。 (Twitter:@TakaElc)

記事カテゴリ

5M21 (10) A-6 (5) A-717 (2) A-8 (4) A-950 (1) AB級 (8) Arduino (2) A級 (29) C-21 (1) C29 (1) ESP32 (9) EUMIG (13) FFT (2) HOW2 (6) LED (2) LUXMAN (10) M-1000 (13) M-22 (23) MATLAB (1) mcintosh (1) MCP3208 (3) OPアンプ (1) Pioneer (26) QUAD (1) Simulink (1) WS2812B (4) YAMAHA (10) アンプ (62) スピーカ (3) プリ (1) プリアンプ (1) プリメイン (10) レベルメーター (8) 化石 (1) 山水 (3) 自作アンプ (7) 電子工作 (24) 日記 (1)

QooQ