【Pioneer】M-22 3台目 状態確認【1回目】

2022/01/19

A級 M-22 Pioneer アンプ

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どうもtakaです。
オミクロン株が猛威を振るっていますね・・・
株は株でも日経平均は振るわず・・・
フェラーリ購入が遠のくばかりです。

 さてさて、M-22の3台目の修理開始です。
こちらは東日本大震災で被災しヒートシンクのフィンが欠けています。
また破裂音と共に音が出なくなったということです。途中まで修理を試みたらしいが諦めてそのままの状態で売りに出されておりました。故障しているのが分かっていますので電源を入れずいきなり分解&修理します。


若干埃と汚れがありますが状態はとても綺麗です!

タバコのにおいはしませんが少し粘っこい埃・・・?

トランスは錆が・・・もうこれは仕方ないですね。

フィンは東日本大震災で落下物によって割れたそうです。

修理途中で売られていたため片chの終段Trが取り外されています。

この状態で受け取っています。
終段は全て問題なしでした!よかった(ノД`)・゜・。

ヒートシンクを固定しているネジがこんなところに・・・w
電源入れなくてよかった。

出力リレーのケースが破損し本体と分離してしまっています。
経年劣化ですぐ割れるんですこのケース。交換ですね。

いたるところにメモが書き込まれています!
一生懸命修理を試みたことが伝わってきますね。

メインヒューズが飛んでいます。初段用ヒューズは別であるため、終段がアヤシイ…?

基板を取り出します

左chを取り出し眺めてみると・・・

カップリングコンデンサがマルコン電子の巨大なものに交換されています!!!
容量は2.2[uF]でデフォルトは松下の3.3[uF]です。




何故容量を減らした???( ゚Д゚)
ここのカップリングコンはLPFを構成するため容量を減らすほど高音域低音域(読み返して誤記に気が付きました'22/1/20)が削られていきます。
マルコンのフィルムコンの性能がいかほどか存じ上げませんが、帯域を削ってでも交換したいほど魅力があるコンデンサなの・・・?  

ここのコンデンサも交換されています。双信電機のフィルムコンデンサです。
デフォルトはニチコンの電解コンです。

ここはドライブ段(SEPP)の入力で、上側Trと下側Trのベースを結合しているコンデンサでベースからみたインピーダンス(バイアス回路のインピーダンス)を等しくするためです。
高周波域の歪が改善されるらしいです。
ここを高周波特性の良いフィルムコンデンサに交換しているあたりそれなりに知識がある方と思われます。となるとなおさらカップリングの容量をなぜ減らした・・・?(´・ω・`)
(しかもカップリングコンのリード線が太くパターンに負荷がかかり剥離してしまっていますorz)

本日は以上です!
仕事しながら無理せず更新を続けるには内容を薄くするしかないためつまらない記事が続きますがご了承くださいorz

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モノ作りが好きです。GUIアプリの作成からアナログ回路まで手当たり次第です。 アンプの修理を紹介するためにブログを始めました。 (Twitter:@TakaElc)

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