【LUXMAN】5M21 DCオフセット点灯??【4回目】

2021/08/26

5M21 AB級 LUXMAN アンプ

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どうも。新型コロナのワクチン接種してきました。1回目も2回目も激しい副反応でした・・・
皆様はいかがでしたか?
私の住む地域には緊急事態宣言が出てしまい来週予定していた結婚式を無期限延期としました。非常に残念ですが健康には代えられませんもんね・・・

というわけではございませんが、修理完了したはずの5M21が戻ってまいりました。

オーナー様「音楽を聴いているとDCランプが点灯する。音もひずんでいる気がする。

(; ・`д・´) ...

私何かやらかしたか・・・?
大変申し訳ないのですが再度見てみることに。

本日は仕事もありましたのでとりあえず簡単に現状把握と簡単にできるチェックを行いましたのでその結果を報告します。

それではいってみよ~!
とりあえず信号を印加してみます。(周波数:1[kHz]、振幅10[mV]の正弦波)

CH1:Out、CH2:In

全く問題ないように見えます。DCオフセットも問題なしです。
オーナー様曰はく、音量は中ぐらいとのことでしたのでもう少し振幅を大きくしていきます。

わあああああああああああああああああ

確かにかなり歪んでいます・・・
しかも正領域のみ。しかも左右共に同じ歪み方・・・
ん~~~~~~~~~~~~~
何か、初段や終段といった感じではありませんね・・・

とりあえず終段Trに問題がないかをチェックしてみます。
番号シールが貼ってあるのが終段Trです。これを・・・

全て引っこ抜きました。

終段Trを全て引っこ抜いた状態で電源On!
無負荷であれば終段Trは無くても大丈夫です。
図の右側上下計4つが引っこ抜いた終段Trです。

回路図を見れば一目瞭然ですが終段Trがなくてもドライバ段が残っているためSEPPの形は保っています。もちろん電流を取れなくなるので負荷は大きく取れません。

この状態で再び信号を印加してみます。
ダメですねぇ・・・

少なくとも終段Trではないことはわかりました。
次に簡単にできることはDCオフセット検出回路(ランプ用)の切り離しです。
このアンプはこちらで説明したように、DCオフセット検出回路が2種類搭載されています。
一つが保護リレー制御用、もう一つがランプ点灯用。

DC検出回路(ランプ点灯用)

ランプ点灯用は回路図で分かるようにダイオードブリッジで左右の出力が結合されています。左右全く同じ現象が発生するということなので、左右が結合されている部分を疑いこの回路を切り離してみることにしました。(ダイオードがショートモードで破損していることを想定)

しかし結果は変わらず・・・

本日は以上です。
さーて、どのように攻めていこうかなぁ。
こうご期待!

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モノ作りが好きです。GUIアプリの作成からアナログ回路まで手当たり次第です。 アンプの修理を紹介するためにブログを始めました。 (Twitter:@TakaElc)

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