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どうも、takaです。
今日は仕事でやらかしてしまいしょんぼりしています。
さぁさぁそんなときもアンプを弄れば元気になる(気がする)ので早速いってみましょ~!
本日は仮組し気になっているオフセット調整を行ってみます。
ーメンテナンス計画ー
1.初段電源(左)
2.初段+ドライバ段(左)
3.初段電源(右)
4.初段+ドライバ段(右)
5.初段~終段
6.プロテクタ:本投稿
7.各素子の整備/交換
8.バイアス、オフセット調整
保護リレーのカバーが破損しておりこんな状態に・・・ |
TYPE MU2 24V DCと書いてありますがスペックがわかりません |
このリレー調べてもスペックがわかりません。
第一電機さんのリレーのようでしたので藁にも縋る思いで問い合フォームから問い合わせてみたところ、
「ベテラン社員でも情報を持っていないほど古いためスペックがわかりません・・・
本当に申し訳ございません・・・」
とわざわざ電話で回答いただきました!!!
第一電機さん本当にご丁寧にありがとうございました!
30[W]のアンプなので最大電圧は8[Ω]負荷だとsqrt(2*8*30)=22[V]、最大電流はsqrt(2*30/8)=2.7[A]となるので、これ以上のスペックの24Vリレーを使えばOKです。
(なぜPEかって?全然釣れなくて余っているんですよトホホ)
当然無負荷なのでオーバーロードはあり得ません・・・
メインヒューズが飛んでいたので交換します。 6[A]の手持ちがなかったので5[A]でしのぎます。 |
全て仮組してスライダックで徐々に電圧を印加していきます! |
オフセットはぎりぎりですが調整できましたがプロテクトは解除できず・・・
プロテクトのトリガは3種類4信号あります。
・DCオフセット1(正オフセット)
・DCオフセット2(負オフセット)
・オーバーヒート
・オーバーロード
トリガ信号を取り出し作動しているプロテクターを特定します! |
17[V]以下だとプロテクトされています。(詳細はこちら) オーバーロードプロテクタが5.5[V]だったのでこれが原因です! |
当然無負荷なのでオーバーロードはあり得ません・・・
オーバーロード検知回路がアヤシイ・・・
まずは左右どちらがオーバーロードを検知しているのか確認します。
左chは0.2[v]。こちらではありませんね。 |
右chは0.61「V]。こちらっぽいです。 |
試しに右chをプロテクタ回路から切り離しましたがプロテクトは解除されません。 |
回路を切り離しても(プロテクタ単独でも)ONしっぱなしということは、右ch用プロテクタ回路の異常であることが確定です!
C34の両端電圧が高いためチェックしてみました。
これがC34 |
ESRが69[Ω]!!!!!とても高い!! |
0.22[uF]の電解キャパシタです。等価直列抵抗ESRが非常に高いですね。通常は1[Ω]前後です。直列抵抗なので定常状態においては直接的な原因にはなりえませんが交換しておきます。
少し特殊なキャパシタでして、SANYOのアルシコンというキャパシタです。低ESRが特徴でのちにSANYOの代名詞ともなったOSコンの元祖らしいです。運よく未使用品が手に入ったのでESRを測定してみます。
未使用の同一品を入手できました!すごい! |
喜んだのもつかの間・・・ ESRはどれも25[Ω]前後・・・ |
未使用品でもかなり高ESR!!!!
アルシコンて劣化しやすい・・・?
そこで他品種(ニチコンのオーディオグレーであるKTシリーズ)の0.22[uF]も確認してみることに。
左がアルシコン、右がKT。 KTは耐圧が2倍の物を選択しています。 |
8[Ω]・・・?アレェ??? |
なんとアルシコンより低いとはいえKTもESRが高い!
なるほど~~
電解コンは低容量だとESRが高い傾向にあるようです。
電解コンは低容量だとESRが高い傾向にあるようです。
そうとわかればESRはあまり気にせずKTに交換します。 |
オーバーロードは検知されにくくなったもののやはりプロテクトされてしまいます。
こうなると2SC869を疑うしかありません・・・
怪しいのがこいつです。 |
問題なさそうなんですけどねぇ・・・ |
2SC869は当然ながらディスコンのため代替品を探す必要があります。
2SC1815だとVcb耐圧が足りません。手持ちにちょうどいいものがいないため、秋月の買い物ついでにちょっと挑戦してみました。
挑戦というほどでもないかもしれませんが・・・ 海外(フェアチャイルド)のトランジスタ2N5551Lを試してみます。 |
たまには海外の半導体も試してみようと思いこちらから購入!
半導体は故障が分かりにくいですねぇ・・・
本日は以上ですorz
次回にこうご期待orz
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