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どうも、takaです。
最近仕事で気疲れしておりダメになりそうだったので金曜と月曜を休み4連休にしました。
ここ2カ月ほど毎週末温泉withサウナに行くのが習慣になっています。
在宅勤務が基本になってからというものの全く運動しなくなり血圧も高めです。
少しでも排塩になればということもあり習慣化しています。
連休初日から大量に汗を流し最高に気持ちがいいです!
さてさて、前回で修理完了かと思いきやまたプロテクト・・・
しかし1度作動してからというもののプロテクトされなくなりました。
不気味だなぁと思いつつバイアス電圧を眺めていると・・・
0[V]
.
.
.
!?!?!?!?!
なんと、バイアス電圧が一瞬0[V]に落ちてはまた戻るを繰り返していました。
・バイアスが0[V]
・プロテクトはされない
この状態から仮説を立ててチェックしたところその通りでした。
(私は手あたり次第素子を交換するやり方が好きではありません)
オーバーヒートプロテクタ回路が原因です。
こちらが問題のオーバーヒートプロテクタです。 サーミスタ(TH1)でヒートシンクの過熱を検知するとサイリスタ(D29)がOFFになります。するとリレーのトリガ(R78の左側のTMP)によってリレーがカットオフします。サイリスタなので一度OFFすると電源を再投入しない限り復帰しません。 |
ではQ26は何?それにバイアス電圧0[V]問題との関わりは?
というとになります。それこそが今回のポイントです。次に示す画像は初段の回路図です。
オーバーヒート=>初段=>バイアスカットオフ=>終段がクールダウンという流れになっているわけです。
”プロテクタが作動しない、かつ、バイアスが落ちる”
このことからわかることはQ26から先に異常を抱えているということです。これまでプロテクタを接続しない状態であればオフセット調整回路の懸念はありつつも動作は問題なしでした。ということは初段自体も問題なさそうということになり、結果としてQ26を疑うことになります。
これがそのQ26 |
2SA726。言わずもがなディスコンです。 チェッカーでは問題なしです。半導体は厄介ですねぇ。 |
こちらもディスコンですが手持ちの2SA970で代用します。 |
ピンアサインが異なるのでプイっとこっち向いてます。 |
はい。これでバイアスが0[V]に落ちることは無くなりました。
しかし片chのオフセットが調整しきれません・・・
やはり何日か前に懸念していた症状が現れました。
VR1の出力電圧が理論値からずれていることは以前確認しました。 |
確認ポイントは2つです。
①オフセット調整回路の電源電圧が正常か?=D4及びD5は異常なし?
②VR1の出力に電流が流れている?=Q1は異常なし?
(Q1のベース電流は極小なので通常はオフセット調整回路の出力電圧への影響は極小)
①D4とD5は片方のVfが低かったため交換しました(念のため両方)
これによりオフセット調整回路の出力電圧は計算通りとなりました。
しかしオフセットは調整しきれません・・・
症状からして初段が怪しいので各部の電圧を全て計測し計算値と比較したところQ1の異常であることが分かりました。残念!
集中していたため写真が残っておりません・・・orz
2SA798を交換し数時間放置しましたが症状は無くなりました!
また貴重なトランジスタが息絶えましたが本当に半世紀近くよく頑張りました!
次回は最終回です!
リレーの交換やパイロットランプのLED化等々こまごました内容になります。
ご覧いただきありがとうございました!
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