はじめに
前回の投稿から1年半も空いてしまいました😱
仕事が多忙になったうえ持ち家の購入や引越しなどであっという間に時間が経過していまいました・・・
仕事は相変わらずですがプライベートが落ち着いてまいりましたのでブログも再開します!
以前、修理依頼を受けたM-22ですが
「使用中にスピーカーから大きなノイズが発生する。しばらくするとノイズは消える。」
とのこと😰
一体何が・・・?
動作確認
ひとまず入力無しで電源投入してみました。しかしノイズは確認されず。
次にFGから信号を入力してみたところ・・・
とても綺麗な出力波形です!
しばらく様子見してみましたが異常なしです。M-22ではなくソース側もしくはほかの電気機器から回り込んでいる可能性があるため、後日、プリアンプも送ってもらい確認することにします。
低音増強
M-22は問題なさそうですが修理依頼と合わせて低音増強できないか?との相談も受けていますので対応してみます。
攻めどころは?
M-22は何台か見てきましたが確かに低音が弱い印象です。音質の領域となると私は全くノウハウや技術を持ち合わせておらず大変困りました・・・
経験も勘も持ち合わせていないため回路図から攻めどころを探してみました。
カップリングコンデンサ
M-22は完全DCアンプではありません。ソース入力の直後に3.3uFのフィルムコンデンサが直列に挿入されています。ここはハイパスフィルタを形成するため容量を増加させることで低周波のゲイン特性の改善が見込まれます。依頼者の要望でアルミ個体電解コンデンサの0.1uFをパラで配置することにしました!
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| こちらがそのコンデンサ |
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| 表面実装部品のためリードを付けます |
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| 収縮チューブで絶縁処理を行い基板裏で実装しました |
結果は・・・・
変化なし😭
やるにしてももう少し容量アップしてもいいのかもしれません。
終段SEPPのベースベース間の結合コンデンサ
次の攻めどころですが終段SEPPの上下アームのベースベース間に挿入される電解コンデンサです。下記に終段回りの回路図を示します。
Q7とQ8のベースには理想的には同一信号が入力されるべきでが、初段の出力にバイアス回路が挿入されるため各ベースまでの信号経路が異なります。そこでベース間にコンデンサを挿入しベース間のインピーダンスを下げることで、両ベースに交流的に等価な信号が入力されることを狙っています。このコンデンサもハイパスフィルタを構成するため容量を増加させることで低周波領域の増強が見込めます。
ベース間には複数のコンデンサがありますが、電解コンデンサ(C12)が低周波のために挿入されているはずですのでコレを交換してみます。
| これがC12です。前回のカスタマイズ依頼で容量据え置きでニチコンのMUSE FGを指定され実装しております。 |
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| C12を容量と耐圧を倍にし、銘柄をKZに変更します。耐圧アップはESRの低減を狙っています。 |
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| KZの直径が大きくリード間隔も広いため基板に穴をあけ右隣の抵抗を右側にずらしました。 |
変化があったことは嬉しいのですが耳に自信がない私でも分かるほどもう無茶苦茶な音になりました。気持ち悪くて吐き気がするほどひどい結果です。
依頼者に相談したところ容量はアップしたままでOSコンにした場合はどうか?
とのことでしたので試します。
| KZより容量はアップしていますがKZですでに標準の倍以上のためこの変更で得られる結果はコンデンサの種類違いによるものと考えられます |
気になる結果は・・・・
低音しっかりで高音とのバランスもばっちり😍
いや~~~~~~~すごい変化!!!
エンジニアの立場としては容量変化で音質が変わることはあっても種類違いによる影響は大差ないと予想し懐疑的でした。ですが事実ですから受け入れるしかありませんね・・・
嬉しいけど悔しい気持ちです。
依頼を受けてから1年も手つかずでしたし、早く聞いてもらいたく早々に発送してしまいましたがf特でも計測すればよかったですね😱
冒頭にも書きましたがM-22をこよなく愛する私でも低音は不満でしたので、おまけ
今回は以上です!
M-22の低音増強法が判明したのはいいのですが、肝心のノイズについては不明・・・
ということで次回はプリアンプ側の確認を行います!
ご覧いただきありがとうございました~!!!








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