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どうも。切り干し大根を雨にぬらしては干してを繰り返しなかなか乾かない大根にヤキモキしているtakaです。
いや~
乾物って何故に割高なんだろう?干すだけでしょ?って思っていましたが、実際にやってみると結構手間なんですよね・・・
出来上がりが楽しみです!
さてさて、前回で故障個所の特定を完了していたので今回は掃除から修理完了まで一気に投稿しようと思います!
樫木総業さんからブツが到着すまでの間にタバコのヤニを徹底的に落とします。
本当は破損個所だけ直すつもりだったのですが、前回マジックリンで基板がピカピカにきれいになったのを目の当たりにし、我慢ならず全バラして掃除することにしました!
キャパシタとトランスに積もった埃・・・ 実はタバコのヤニでへばりついているため簡単には取れません。 |
マジックリンをぶっかけて掃除しようと試みたのですが・・・ ヤニなので溶けた液があちこちに飛び散りベトベトになってしまいかえって悪化しました |
なのでもう全バラして徹底的にきれいにしてやろう! と心に決めばらし開始! |
全てばらした状態がこちら |
取り出した基板(他にも数枚あります) |
基板や筐体など機械部品以外は全てマジックリンです。 ヤニが茶色く溶け出しているのが確認できますね。 |
基板を乾燥させている間に機械部品の清掃を行います。
これがまぁひどい・・・
一度個人の電気屋に修理に出しているのですがかなり強引な修理と、復活剤と思われる液体であちこちベトベトに・・・
メインボリュームや各種スイッチをクリーニングしていきます。 |
ボリュームをばらしました。ALPSの特注ボリュームなので互換品はありません・・・ |
摺動部をご覧ください!!!!! ぐちゃぐちゃに折れています!!! ひどい修理ですね・・・ |
このボリューム内部のパーツは本来はカシメで固定されているのですが、この個体は瞬間接着剤で固定されていました・・・ しかもガバガバ |
カシメは工具も部材もないので、ご覧の様に軸をヤスリで削りくぼみをつけます。 |
このくぼみにスズメッキ線を締め付け基板やギア?が抜けないようにし、更には程よくカーボン抵抗へ押し付けてやります。我ながら完璧でした。 |
ボリュームも例に漏れずベトベトです。奥の金属板がわかりやすいですね。 ひどいよ・・・ |
次にトーンコントロール用のボリュームのメンテなのですが・・・ |
足が全然出ていません!!! これで電気的に接続できていたのか疑問です。 ひどい・・・ |
次にスイッチ類の清掃です。 自動半田吸い取り機があると取り外しがめちゃくちゃ楽です。 |
こんな数の半田吸い取りなんてやってられないです。自動吸い取り機最高! |
で、取り出したスイッチの接触抵抗を全てチェックしました。 高い部分では160[Ω]程度ありました。 |
バラして清掃します。 |
ここにも謎の液体が・・・ 溜まるほどべたべたです。分かりますか? |
スイッチもマジックリンで清掃します。 今までIPAや復活剤を試しましたがマジックリンが圧倒的にきれいになります! |
手前がマジックリン、奥が洗浄前です。めちゃくちゃ綺麗!!!!!! |
スライド部分もこの通り!!!! |
摺動部品は精製水でマジックリンを洗浄し、更にIPAにさらしました。
マジックリンはアルカリ性、IPAは弱酸性なので中和作業です。
こちらのスピーカーセレクタースイッチもべたべたなのできれいにしてやります。 (ここのあとプチハプニングが起こるとは・・・) |
びふぉー |
あふたーー!!! マジックリンすごい! |
あ、プチハプニングとはスイッチの初期位置が分からなくなったことです。 実際にはこちらの様に三角マークの位置を写真の通りに合わせて置けばOKです。 |
洗浄関連は以上です!
次にフラットケーブルの補強を行います。
補強といってもグルーガンで固めるだけです。 |
使用したグルーガンはこちら!
さぁここからは組み立てです!!!
トランス、キャパシタ、ミューティング/出力基板、メインボリューム基板を実装した状態です。 |
トランスピカピカ!!! ほんとおしゃれなデザインだなぁ |
入力基板、フォノアンプ基板、入力セレクタ基板を実装した状態です。 |
シールドカバーを付けた状態です |
メイン基板を載せる前に届いた2SA1145を実装しておきます。 |
ヒートシンクを実装しようとしたところ・・・ 左右のヒートシンクの形状が異なることに気が付かず、逆で組んでいたためネジ穴が合いません\(^o^)/ |
左右のトランジスタを組み替えてヒートシンクとメイン基板を実装していきます |
アングルを固定し・・・ |
ヒートシンクを固定し・・・ |
これでメイン基板が載りました! |
後は自作ラッパーでラッピングし完了です! |
動作もばっちりですね! |
音出し確認もOKです! |
このトランスとヒートシンクのデザイン・・・ |
カバーを付けるのがもったいないデザインですね・・・ |
今回交換した部品はこの3つ! 終段Tr、ドライバ段の定電流源用Trとメインヒューズです! |
以上で修理完了です!!!!
メインボリュームの摺動部があまりにもひどいので交換してやりたいのですが、
不要なミニデテントをお持ちの方譲っていただけませんか・・・?
1500円で新品が手に入るのですが、それをばらして一部だけしか使用しないのはもったいないので・・・
アンプの修理はいったん完了です!
せっかくなら年末に帰省するときに、父親のためのオーディオルームをセッティングしたいと思っているので、このA-717と山水SP-2002の組み合わせで設置しようと思っております!!!
ということで、次回以降、SP-2002のメンテナンスを行う予定ですので引き続きよろしくお願いいたします!
7 件のコメント:
修理、お疲れ様です
ヤニコーティングたち悪いですよね
接点復活材もたち悪いですし
でも親父さんの思い出のアンプ
見事に修復できて
お見事です
自分は不器用なので
どうも、ヴォリュームやセレクター分解
する勇気がわかなくて
見ごたえありました
コメントいただきありがとうございます。
返信大変遅くなり申し訳ございません・・・
本来は交換する部品なのでしょうが代替品が手に入らない以上は目をつぶるか腹をくくるかの2択に・・・
今回はうまくいきましたが私も不器用で運がよかっただけです本当・・・
こんにちは。
A-717の左の音がでなくなったので、こちらのページを参考に
分解してます。
リレーだけ取り出せればよかったのですが、スピーカー端子がついているので
難しく、結局、全部ばらしております。
リレーは、オムロンの互換品と交換を予定しています。
自作のラップツールと書かれていますが、
ワイヤラッピングをどうするか悩み中です。
ツールが高額なので。。。
半田付けかなあ。
うささん
コメントありがとうございます!
手動ラッピングツールであれば2500円ほどでありますよ!
使用したことがないので責任が取れませんが・・・
この商品は確かyoutubeに実演動画もあったと思いますので参考にしてみてはいかがでしょうか?
自作と言ってもアルミの棒にワイヤーとラッピングピン用の穴を2つ開けるだけです!
工夫すれば金属のボールペンの筒なんかでも行けるかもしれません・・・
https://amzn.to/3dh3azj
コメントありがとうございます。
リレー入手して、交換しました。
ボリュームもばらして洗浄などしました。
本当に参考にさせてもらってありがたいです。
これから戻していきます。
A-717の配線は、AWG20のようです(ノギスで測定)。
amazonにはAWG30しかないですねえ。安いのに残念。
AWG20用は2万円くらいしますねえ。
楽しく読ませていただきました。
コメントいただきありがとうございます!
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