【YAMAHA】CA-2000 依頼品1 バランス入力化へ改造【2回目】

2026/02/07

CA-2000 YAMAHA プリメイン レベルメーター 電子工作

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はじめに

CA-2000の続きをやっていきたいのですがまだまだ寒いですね😱
全国あちこちで大雪のようですが皆様の所はいかがでしょうか・・・

さて、前回で修理とメンテナンスは完了ですがバランス(XLR)入力化のカスタマイズも依頼を受けておりますのでやってきます!

現状

実はXLRの入力コネクタは既に加工取付されておりAUX入力に直結されています。
加工取付されたXLR入力コネクタ
こんな感じでRCA入力に直結されています。
もちろんコネクタだけXLRにしたところで何のメリットもありません。このままでは通常のRCA入力でしかなくXLRのメリットである差動伝送による耐ノイズ性能が発揮できません。
また、XLRのピン配置はヨーロッパ式とアメリカ式があるのですがそのどちらでも無い配置がされていました。これは以前修理したA8でも同様で、それが原因で火を噴いたのだと思います。(ホットとグランドが逆でした😱😱😱😱)
アメリカ式とヨーロッパ式ではグランドは共通のピン配置です。つまりホットとコールドが入れ替わるだけのため異なる方式で接続しても出音しなくなるだけで発火するようなことはありません(差動なので入力信号が0になるだけ)。
これもついでに修正しておきます。

平衡不平衡変換

キット

何はともあれ差動入力(平衡入力)を不平衡に変換しないと話は始まりません。
差動アンプを自作してもいいですしオペアンプでお手軽に作ることもできますが、
今回はバーブラウンの高性能IC(が搭載されたキット)を活用します!
こちらがバーブラウンINA2134を搭載したキットです。
このキットは以前依頼を受けたA-8で使用されていたキットです。共立さんのキットでこちらから入手できます。2011年に1580円ですが現在はなんと3140円😨。インフレの影響も少なからずあると思いますがINA2134のディスコンが主要因ではないでしょうか?
早速組立。キットといってもコンデンサとソケットを載せるだけです😅
配線を直付けするためピンヘッダ―は使用しません。

搭載場所探し

組立は一瞬ですが一番の課題はアンプのどこに設置するか・・・
裏面はこの通りみっちり詰まっています。
余談ですが電源基板を見るとしっかりOHされているのが分かりますね😋
う~~~~ん、と悩みながら搭載できそうな隙間を見つけました。
RCA入力端子の下に若干空間があります。
変換基板を仮置きするとこんな感じです。
ギリギリ収まりそうです。

搭載加工

搭載位置が決まったのでスペーサーを固定するための穴をあけます。さすがにピンバイスでは無理なためマキタの18Vドリルで穴あけしますが超超超超超超重要なポイントがあります。それは・・・


寝ている愛娘と妻を起こさないこと


特に娘を起こしてしまった暁には妻から叱られること間違いなしです・・・
こちらのオートポンチを使用しブレなく出来ました。
もう少し強いポンチのほうが穴あけは楽かなぁ・・・
5㎜のスペーサーを使用します。
ネジはM3のため3.2mm
ドリルを使用し、
固定は裏面からナットで締めます
いい感じ!
通電中にネジやナット等が外れ落ちて短絡でもしたら大変ですので
こちらのねじロックを塗布しておきました。

電源

差動アンプキットは±4~18[V]電源が必要です。当初は電源基板から盗電するつもりでしたが確か最も低いのがB2で±24[V]で使用不可なためシリーズレギュレータを自作しようと考えていたのですが、三端子レギュレータって内部回路を見るとシリーズレギュレータなんですよねぇ・・・。ということでわざわざ低性能なレギュレータを自作するより三端子レギュレータを使用すればいいや~!となりました。
手持ちにモトローラのよさそうなレギュレータがありました。
MC7815CT/MC7915CTです。足は金メッキかな?
ここにレギュレータ基板を追加しました。
±15[V]で積セラのパスコンのみ実装しています。
電源問題も解決しましたので結線していきます。
バーブラウンってロゴが洒落ていますよね😊

動作確認

電源と変換基板の搭載が完了しましたので動作確認しますが、差動信号を入力する必要があります。差動アンプを組んでやれば差動信号を生成することもできますがもっと手軽な方法でいきます。
FGの信号をオペアンプで反転増幅するだけです😂
この通りFGの信号とその反転信号があっという間に完成!
これをバランス伝送の信号として変換基板に入力してやります。
結果やいかに!?
あれ・・・?
HOTの波形とアンプ出力波形が反転しているぞ・・・?
不平衡出力からの配線が間違っていました😅
先ほど掲載した変換基板の搭載写真を見るとキットの説明書と乖離していることが分かります。
配線を修正して再確認!
HOTと同位相になりましたね!

最後の手直し

何度もネジを付けはずししたため基板固定用のM3ネジの山が飛んでしまい締結できなくなりました😓
M3で再生するのは不可能ですのでM4のネジに切り直します。
基板を固定するためのネジ穴がダメになってしまいました。
M4の中タップで切りますが・・・
タップハンドルがヒートシンクに接触するため使えません・・・
仕方が無いのでモンキーで少しずつ切削しました。
握力がゴリラ並みの私でも10か所開け終わるころには
赤ちゃん並みの握力になっていました😹
以上ですべての依頼が完了です!!!!

いや~~~~~
お預かりから1年半も寝かせてしまいました・・・
依頼者さんにどのような反応をいただけるのか楽しみです😀

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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中の人

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モノ作りが好きです。GUIアプリの作成からアナログ回路まで手当たり次第です。 アンプの修理を紹介するためにブログを始めました。 (Twitter:@TakaElc)

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