【Pioneer】M-22 2台目 部品洗浄とトランス解体失敗【4回目】

2021/04/18

A級 M-22 Pioneer アンプ

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今回の投稿は
前回取り外した電源トランスの分解
・部品の洗浄
です。

※今回の投稿はいつも以上にヤケクソが散見されます。どうか優しい目で見守りください・・・

それではトランスの分解から行ってみよ~!

一度分解を諦めたトランスですがもう少し粘ってみることにしました。

トランスの土台の角にはこのように切れ込みがあります。これをうまく活かしてケースの取り外しを試みます。

このように四隅に薄い金属をかませてシャシー裏から固定ナットを締め上げることでケースを外す算段です。

厚さ1.5mm以下で強度がある素材ということで金属用鋸の刃を割って使っています。

この通り見事にケースが外れてきました!
写真のようにこのタイミングで割っていない刃を使用しさらにケースを浮かせていきます。

ここまで浮きました。

そして諦めました(´・ω・`)
トランスとケースが密着(圧入)しておりこれ以上動かすことが出来ません。治具を作成してもいいのですが土台のネジ穴復活と塗装が出来たら十分ですのでこれで諦めます。
はい。やけくそでここまで進めて結局諦めます。


気を取り直して次は部品洗浄です!
黒くなったトランジスタの足やコネクタのピンを洗浄していきます。失敗の連続でしたorz


まずクエン酸溶液で溶かす作戦です

容器にスポンジを敷き・・・

溶液を入れてトランジスタを沈めます

左が洗浄後です。綺麗になったように見えますが実はピンセットで削って綺麗にしました。
クエン酸では落ちませんでしたorz

結局電子部品はピンセットですべて削りました。
次はピンヘッダです。こちらは電子部品よりかはタフなのでいろいろ試してみました。
(結果成功しました)
見てくださいこの真っ黒に汚れたピンヘッダ!

全てのピンヘッダを外します

ベースからピンを引き抜いてやります

さて、ここでの私の考えというと・・・
黒い汚れは酸化ということで
『小学校の理科の実験であった酸化銅と炭を一緒に加熱し銅に戻す還元実験をそのまま試してみよう!』
といった具合です。
ということで先週末BBQで使用した残りの炭を砕き・・・

先週末BBQで使用したスキレットに炭とピンを入れて加熱!
※真似して何があっても責任は取れません

ピンがちらちら見えていますね

物凄い熱気と妻からの視線とで変な汗をダラダラ流しながらの作業でしたが・・・
全然効果なしでしたorz

ん~~~~
クエン酸もだめ、還元もだめ、じゃぁこの黒い汚れはなんだ・・・?
頭を抱えつつダメもとで接点復活剤で拭いてみました。
すると結構汚れが落ちるではありませんか!!!
接点復活剤の成分が石油系だったので煙草を吸っていたころに使用していたZIPPOのオイルで浸け置きしてみました。
一晩浸け置きした結果です。剥がれ落ちた黒い粒粒が見えますね!

引き上げた感じまぁまぁ綺麗になっています

ZIPPOで結構きれいになったのですがまだ満足できません。接点復活剤で汚れが落ちたので復活剤について調べてみると”硫化”した皮膜を除去する効果があるとのことでした。
なるほど!この汚れは酸化ではなく硫化なのか!!
ということで硫化について調べてみるとアクセサリの黒ずみを落とす方法がたくさん引っかかりました。次はそれを実践してみます。

まず金属以外の容器にアルミホイルを敷き汚れた金属を乗せます

そこに熱湯と重曹を加え冷めるまで待ちます。じゅわあああああああっと泡が出てきます。

結果、この方法で完璧に除去できました!!!
こんな簡単にできるとは・・・
熱が入るので電子部品には使用しにくい方法ですが時間もお金もかからずかなり綺麗になります!!!
めちゃくちゃ綺麗!!!!
嬉しいなぁ・・・

洗浄前後
(77本あるピンを地道にキムタオルで拭き上げました)

今回はここまでです!!!
迷走しまくり、仕事しながら、でなかなか前進しませんが地道に続けていきます。

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おまけ
FacebookのグループでM-22の巨大な電解コンでも容量抜けあるの?と質問を受けました。
型番がわからないためデータシートがありませんが実験的に容量を測定してみました。

方法はすごく単純です。単に時定数を測定するだけです。RC直列回路において、キャパシタ電圧Vcが定常時の約63%に達するまでの時間が時定数です。R[Ω]×C[uF]=時定数τ[ms]で算出できます。

Rを1.998[kΩ]、電源電圧を10[V]としVcが6.3Vに達するまでの時間(τ)を計測します。あとは先ほどの式よりC=τ/Rで容量が出せます。

全4本のキャパシタをそれぞれ3回ずつ計測しました。(黒いラインが6.3V)
C1

C2

C3

C4

どのキャパシタも1回目(青)が2,3回目よりずれていますね。
漏れ電流の影響かな?使用していない期間が長かったので・・・
なので電圧処理を行い電極の皮膜を復活させると特性がまた変わってくるかもしれませんね。今回はこの結果をもとにCを算出しました。こんな感じです↓

C1 1回目=36327.145008[uF]
C1 2回目=35725.037632[uF]
C1 3回目=35624.686402[uF]

C2 1回目=37747.114902[uF]
C2 2回目=36026.091320[uF]
C2 3回目=35855.494230[uF]

C3 1回目=41194.179629[uF]
C3 2回目=38394.380331[uF]
C3 3回目=38178.625188[uF]

C4 1回目=37972.905168[uF]
C4 2回目=37029.603613[uF]
C4 3回目=37004.515805[uF]

定格33000[uF]のキャパシタなので+15%程度といったところでしょうか。
一般的な電解コンは定格±10%程度の容量がデータシートに記載されているのでちょっと誤差が大きい気がしますが抜けはなさそうです。

中の人

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モノ作りが好きです。GUIアプリの作成からアナログ回路まで手当たり次第です。 アンプの修理を紹介するためにブログを始めました。 (Twitter:@TakaElc)

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